コラム

いつまでも成熟しないオタクの類型「エセ大人」としての岡田斗司夫。

岡田斗司夫さんに関する記事です。スタジオカラースタッフによる岡田さんへの「告発」を踏まえ、岡田斗司夫とはそもそもいったい何ものなのか?を考えました。その答えは、この人物は「オタクの成熟回避」のひとつの典型なのではないか、というものです。
映画

何でもあり?映画『100日間生きたワニ』で考える「批判の倫理」。

映画『100日間生きたワニ』とネット上の「いたずら」。  ご存知のことと思うが、映画『100日間生きたワニ』が「炎上」している。  もっとも、通常は「炎上」といえば、何かしら問題があって騒ぎが巻き起こるわけだが、この場...
アニメ

細田守『バケモノの子』は父性不在を描いている。

 「正しい言葉」が、ある。 大切なあの人に投げかけるべき真実の言葉が。 そのひと言はすでにのど元まで出て来ている。 なんと告げるべきなのかもうとうにわかりきっている。 だから、あとはただその言葉を放ち、形のない銃弾で相手の胸を射抜く、それ...
マンガ

少年マンガはほんとうに「越境」し変化してきているのか?

近年、内容的に「越境」し、変化してきているともいわれる少年マンガ。しかし、じっさいには過去にもさまざまな挑戦が行われてきました。そんな少年マンガにおいて、ほとんど唯一に近いタブーがあるとすれば、それは何なのか? 考察してみました。
マンガ

『腐女子除霊師オサム』と著作権。パロディ、薄い本、ファスト映画。

話題になった「ジャンプ+」の読み切り作品『腐女子除霊師オサム』と、べつの意味で話題になった『チートスレイヤー』をサカナに、いまの著作権のありかたはほんとうに文化を守るため、唯一ありえる「正しい」形なのか? その点について一考してみました。
マンガ

竹本泉作品が好きすぎるので傑作ベスト10を並べてみたよ。

名作、傑作、変わった作品も数ある竹本泉マンガ。ちょっとほかに類例のない独自の世界を築き上げた作家さんですが、あまりにシリーズが多いため、あるいはどこから入ったらよいか迷う人もいるかも。そこで、ベスト10形式でランキングにしてみました。
マンガ

『エヴァ』や『進撃の巨人』の斬新な「ワールドビルディング」とは。

物語への興味が「個人の内面」から「世界の秘密」へ移っている?  前の記事()でも引用しましたが、ジャーナリストの佐々木俊尚さんが、いまの時代のエンターテインメントは「個人の内面」を描くことから「世界の秘密」を暴くところに力点...
小説

「SF小説」と「セカイ系」はどこがどう違っているのか?

「セカイ系」は「SF」の一種なのか?  どうにも検索しても出典が見あたらないのだが、東浩紀から「セカイ系」の定義、「主人公(ぼく)とヒロイン(きみ)を中心とした小さな関係性(「きみとぼく」)の問題が、具体的な中間項を挟むこと...
マンガ

『チートスレイヤー』は愛やリスペクトがないからアウトなのか?

連載終了!『異世界転生者殺し -チートスレイヤー-』の是非。  『ソードアート・オンライン』など、既存の作品のパロディ的な描写で炎上から連載中止に至った『異世界転生者殺し -チートスレイヤー-』の話がちょっと意外な方向へ転が...
マンガ

連載中止!『異世界転生者殺し-チートスレイヤー-』の何が問題か?

「炎上商法」ですらなかった『チートスレイヤー』。  「小説家になろう」発の人気作品たちを嘲っているとも受け取れる描写が話題になった『異世界転生者殺し-チートスレイヤー』。すわ「炎上商法」かとも見えたこの作品ですが、あっという...
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